人は失敗したくない

2021年9月01日

先週、アマゾンのレビューについて
お話ししました。


量販店でレビューが必要な理由は
みなさんも、お分かりだと思いますが、


では、美術商さんに
レビューは必要でしょうか?


ネットに限定せず、
クチコミや紹介も考えると、
やっぱり必要だと思います。


なぜなら、人は行動する時に
「失敗したくない」のです。


だから、初めてのお客さんなら、
この店でいいのか?
信用できるのか?
相性が合うだろうか?


とまずは身構えた状態です。


デパートで買いたいと
思う人が多い理由です。


あまり知識がないことに関して
同じものを買うなら、
初めて行くお店よりも、デパートを選ぶ
という方は、結構いらっしゃいます。


私もよくあります。


そのほうが、「心配の種」が一つ減りますし、
考えなくていいので楽なんです。


ですから、この「心配の種」を
できるだけ取り除く必要があります。


では、その心配の種はなんなのか?
それを払拭するには、何が必要か?


それを知るために有効なのが
「お客様の声」です。


「お客様の声」は
お店の評判を上げるため
だけのものではありません。


「お客様の声」を取る本来の目的は、


お客様は今、
どんなことに悩んでいて、
どんなことを手に入れたいのか、
を知るためのものです。


それがサービスの作り方や商品開発に
大きな影響を与えますし、
お客様の悩みにハマった時に、
ヒット商品が生まれます。


もちろん結果的に、「お客様の声」が
お店の信頼や評判を上げることにも繋がります。


自分と近い立場の人が発言したことには
人は耳を傾ける傾向があります。


もし、信用している知人が
「あの店は、〇〇があってよかった。
 〇〇で悩んでいたけど、それが解決した」


と言われたら、
そのお店に行ったことがなくても
信用してしまいますよね?


もしくは、信用まで行かなくても、
悪い印象はないですよね?

 
「お客様の声」はそれに近いことをしてくれます。


いかがでしょうか?


少し「レビュー」や「お客様の声」に対して、
イメージが変わるといいのですが・・・。


「お客様の声」の2つの側面を
意識して集めていただけたらと思います。