Googleのモバイルファースト(モバイルサイト第一主義)について

2016年12月27日

2016年11月にGoogleは公式ブログにおいて、モバイルファーストのインデックス登録に向けた実験を開始していると発表しました。
” Google 検索のインデックスは、サイトやアプリについての単一のインデックスとして存続しますが、将来的に Google のアルゴリズムはモバイル版のコンテンツを主に使用するようになります。つまり、ページのランキングを決定したり、構造化データを理解したり、検索結果にスニペットを表示する際も、モバイル版のコンテンツが使用されるようになります。”(Googleウェブマスター向け公式ブログ2016年11月5日)https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html

簡単に説明すると、グーグルは今後PC向けに作られたウェブサイトとは別にモバイルサイトを元にモバイル専用の検索結果を表示することになります。その上、将来的にPC版グーグルの検索結果もモバイルサイトを基準に判断することになります。そのため、モバイルに対応していないサイトはSEO(検索エンジン最適化)の観点から、大変不利な状況にあると言えます。つまり、PCサイトしか持っていないウェブサイトは検索順位が大幅に下がるということが予想されます。

Googleはレスポンシブウェブサイトを推奨しています。スマートフォン普及以前に作成された多くのウェブサイトはレスポンシブサイトになっていません。そのため、御社のウェブサイトが対応していない場合は、モバイルユーザーの検索結果に表示されないこともあり得ます。
また、PCサイトとは別にモバイル専用サイトを構築されている場合においても、PCサイトと同様のコンテンツを盛り込まないと検索順位が著しく変動する恐れがあります。

まだ具体的に何時頃これが日本においても実施されるかは明記されていませんが、すでに小規模な実験を実施していることから、2017年初めころより実施されていくものとみられています。

早急に行うべき対策

早急に御社のウェブサイトをモバイル対応にすることが求められます。方法として、レスポンシブにすることと、モバイルサイト(小型サイト)が別に存在する場合はPC版と同様の内容を盛り込む、の2つがあります。これはサイト内の全てのページにおいて行う必要があります。