1万円のペットボトル

2022年2月23日

ものの価値や値付けは、
どうやって決まるのでしょうか?


あるセミナー講師から聞いた話が
とても面白かったのでシェアしたいと思います。


その講師は、
「この飲みかけの水が入った
ペットボトルを売ってくださいと
言ったら売る自信はありますか?」


と聞きました。


もちろん、その場にいた人は
「1円でも売れません!」
と言います。


そりゃそうですよね。
誰かの飲みかけの水を
タダだと言われても
欲しい人なんていません。


そして、次に講師は


「では、あなたが
サハラ砂漠にいると仮定してください。
隣には喉がカラカラに乾いた
アラブの大富豪がいます。
このペットボトルを1万円で売れますか?」


というと
「それならできる!」
と皆さん言われます。


何なら100万円でも
売れるかもしれないですよね。
(流石にそれは酷い話ですが・・・)


美術品も、ある人にとっては
何の価値もないかもしれませんが、
ある人にとっては、
何億を出しても欲しいものです。


ですが、それは「作品」が
欲しいのでしょうか?


アラブの大富豪は
「水」が欲しかったのではなく、
渇きを潤して生き延びるために
水が欲しかったんですよね?


価値は人や環境によって、
大きく異なります。


あなたの作品の価値は
誰に届けばいいのでしょうか?


誰に届けば、その価値は
倍増するのでしょうか?