「煤竹茶杓100本展 その制作期間600年と1週間」プレスリリース

2025年12月31日

やまもと工藝様の催事、「煤竹茶杓100本展 その制作期間600年と1週間」のプレスリリースを配信させていただきました。

貴重な素材である「煤竹」を使い、茶杓師・森脇泉氏とのやまもと工藝代表の山本宗司氏のコラボレーション企画として、2026年1月29日(木)から2月4日(水)までの7日間、京王百貨店 新宿店6階 京王ギャラリーにて開催されます。

プレスリリースはこちら

 

意図・目的

100年〜600年という長い歳月を経て生まれた貴重な「煤竹(すすたけ)」を通じ、現代の茶道具における新たな美意識を提示することです。

 

狙い

茶杓師・一級建築士の森脇泉氏と、内閣総理大臣賞受賞の和裁師・山本宗司という、師弟関係にある二人の専門技を融合させ、「悠久の時が作り出す景色」と「和裁の美意識による袋の造形」の魅力を発信します。

 

ターゲット

茶道愛好家や和装に関心のある方はもちろん、アートや伝統工芸、ストーリーのある本物志向の文化に関心のある層を広く対象としています。

 

今回のイベントについて、イチオシ、目玉となるもの

100本を超える煤竹茶杓の圧巻の展示

古民家の梁から取り出された100年〜600年ものの煤竹のみを用いた創作の集大成であり、これほど多くの本数が一同に会する機会は非常に稀です。

和裁の技が光る「茶杓袋」とのセット

単なる付属品ではなく、和裁師としての卓越した技術により、一本一本の茶杓に「着物が体に寄り添うような」造形美を持たせた袋との取り合わせが大きな見どころです。

煤竹削りのワークショップ

貴重な本物の煤竹(曲げ済み)を使い、自分だけの茶杓を作る体験ができる特別企画も用意しています。

 

アイデアの起源

能楽堂の設計を手掛け古建築に造詣の深い森脇氏と、袋師/和裁師である山本氏が、素材の持つ「景色」と、それに寄り添う「袋の造形」の極致を追求したことから始まりました。

苦労した点

煤竹自体が非常に貴重な素材であり、茶杓に適した状態の良いものを100本以上確保できること自体が稀であり、建築資材を古民家などから確保し、保管しておくことが困難です。

技術的な克服

茶道では袋を器にぴったり作ることが肝要ですが、一点一点形の異なる茶杓に合わせて手作りで袋を誂えるのは非常に手間と時間がかかります。和裁の技術を応用し、それぞれの造形に完璧に沿うよう調整を重ねることで、理想の仕上がりを実現しました。

 

その他補足

「600年と1週間」に込めた想い

タイトルの「600年」は素材が生まれた歴史を、「1週間」は皆様と作品が出会う会期(7日間)を指しています。

歴史を纏う作品

煤竹は古民家ごとに異なるストーリーを持っており、本作では虫食いの跡などもあえて残すことで、侘び寂びの世界観と悠久の歴史を感じていただけるよう仕上げています。

二人の匠の共演

削り手と袋師、それぞれの感性と技術が交差する「100本」を超える作品群から、天然の造形美と匠の技を感じ取っていただければ幸いです。
 

煤竹茶杓100本展 その制作期間600年と1週間

展示概要

名 称:煤竹茶杓100本展 — その制作期間、600年と1週間

会 期:2026年1月29日(木)〜2月4日(水)
    各日午前10時〜午後8時 ※最終日は午後3時閉場

入場料:無料

会 場:京王百貨店 新宿店 6階 京王ギャラリー

主 催:京王百貨店 新宿店 6階 京王ギャラリー

作品数:100本以上(煤竹茶杓の他、煤竹花器なども展示いたします)

販 売:展示販売いたします

その他:煤竹茶杓削りのワークショップを行います